旧車と消費行動 古物について
今朝、朝日新聞の朝刊に新型ジムニーが発売数日で受注を一旦停止するとの記事があった。
年間販売目標の3倍超えとなる5万台の注文が3日で入ったためという。ということは既に3年待ちということになる。いやはや。さて古いものが子供の頃から好きであった。特に古い車。旧車はすでに生産が終了し、新たに手に入れることは難しい。だからこそ、それは自分だけの特別な存在となる。単なる移動手段ではなく、時間を超えて意味を持つものへと変わる。
たとえ修理費用がかかるとしてもそれを維持する価値があると感じるのは、その車が持つストーリーや希少性に惹かれるからである。
次に消費行動に関してのお話。
消費者は、たとえ高価なものでも、または比較的手頃なものでも、それが自分にとって意味のあるものであると信じ、それを正当化することで購買行動に移る。これは単なる消費ではなく、自己の価値観を反映し、満足感を得るための行為である。例えば、旧車を手にすることは、単なる所有ではなく、その歴史や背景とともに生きることである。
消費行動もまた、旧車を手に入れるのと同じような側面を持つ。人は何かを購入するとき、単なる価格や機能だけでなく、その商品に意味や価値を見出すことで納得し、購買に踏み切る。たとえ安価なものであっても、高価なものであっても、それを選ぶ理由は「自分にとって意味があるものだから」という確信にある。
ここでムッシュかまやつの素敵な歌詞を抜粋したものをご紹介してみよう。
「ゴロワーズというタバコを吸ったことがあるかい」
※作詞作曲 かまやつひろし
※抜粋
君はたとえそれがすごく小さな事でも何かにこったり狂ったりした事があるかい たとえばそれがミック・ジャガーでもアンティックの時計でも どこかの安いバーボンのウィスキーでも そうさなにかにこらなくてはダメだ 狂ったようにこればこるほど 君は一人の人間としてしあわせな道を歩いているだろう
PS 少し先になるが 2月14日19時にアップされるルームツアーのご紹介。今回は夫婦二台のフィアットベースのアバルト車がサブテーマ。平屋のお宅である。今回のBGMの選曲、わかる人が聞くとニヤリとする選曲。わかるかなー。もしよろしければ